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「温泉宿」を読んで

温泉宿を読んで
「伊豆の踊り子」に続き、短編の「温泉宿」を読んだ。
川端康成さんの描き方は、最大限説明的部分をなくした(いい意味で)ぶっきらぼうさがあるように思う。カット数の多い映画のようで、しかも同じことを文章だけでやるところが、わかりにくくも感じるし、逆に「読み手に委ねられた文学」という感じがする。
温泉宿は娼婦の話だ。僕は決して恵まれてはいない環境が舞台になっている作品が好きだ。なぜなら、そこには見栄や虚飾が描けないように思うから。華やかさには、それ相応の土台がなければいけない。描かずとも感じさせなければいけない。具体的にそれを感じるかどうかは別にしても、本物の華やかさにはそういうところからくる説得力があるものだ。単なる表面的な華やかさを僕は嫌う。
「曖昧宿」という売春宿にいる、十人十色の女性たちの群像劇。どれ一つをとっても安逸なひとはいない。言い争いながら、支えあいながら、それぞれが夢を見ながら、たまらず飛び出しながら、諦めながら、望みながら、生活する人々がいた。とても素直な生き方が描かれていた。誰一人とっても「僕も同じだ」と感じない人物はいなかった。
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プロフィール

敏

Author:敏
1979年10月29日生まれ
o型 さそり座
佐賀県出身 横浜在住
◎好きな映画
・Dead Poet Society
・ラジオの時間

◎好きなアーティストor声
・Donny Hathaway
・Norah Jones
・UNICORN
・Herbie Hancock
・stevie wonder

◎好きな本
・レ・ミゼラブル(ビクトル・ユゴー)
・上杉鷹山(童門冬二)
・三国志(吉川英治)


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